2代目Prius

発売当初のプリウスが小型セダンの5ナンバーで4ドアだったのに対して、2代目のプリウスはハッチバック車で5ドアと大きく形状を変えました。

1,695mmから1,725mmに大型化したボディサイズも相まって、リアシートの居住性、荷室の実用性が格段に良くなり、とくに後席とラゲッジのスペースは格段にアップしましたね。

フルモデルチェンジにより初代プリウスよりも車両重量を約140kg軽量することで燃費を改善し、燃費の良さがさらに進化しています。

駆動ユニットはTHS-IIと称されるTHSの発展型が採用され、エンジンは初代同様1NZ-FXE型を搭載しています。
同じエンジンではありますが、10・15モードが初代の28.0km/lから、35.5km/lへと大きく向上し、よりエコで快適なハイブリッド車へと進化しました。

また、2003年度にはグッドデザイン大賞を受賞しました。
トライアングル・モノフォルムと呼ばれるおむすぎ形のスタイリングが特徴的で、この形は3代目にも継承されています。

2代目プリウスの特徴的な機能としては、「キーレスドアオープン」機能が付いています。

これは車のキーを自分のポケットに入れたままでも車に近づいていけば自動的にロック解除されるというもので、買い物をして両手がふさがっているときや子供を抱いていて鍵が取り出せない時など大変重宝する機能です。

また世界初となる機能として「インテリジェントパーキングアシスト」機能がありました。
これはバックモニター上で駐車する場所を指定すれば、あとはハンドルが自動的に操作して駐車してくれるというものです。

他には横滑りを防止するための機構やパワーステアリングを制御するためのS-VSCという最新技術が組み込まれていました。

このようにしてプリウスの魅力は燃費の良さだけではなく他にも多くの魅力があるのです。

2代目から日本国外での市場を考慮して、やや大型化されたため、日本市場では3ナンバー登録となりました。